社内SEへの転職ならSIerが圧倒的有利な5つの理由と活用法!現役採用担当が解説!

 競争率が高い社内SE・コーポレートエンジニアへの転職でSIerからの転職は圧倒的に有利です。この記事ではSIerからの転職が圧倒的に有利な理由とその活用法、逆に不利になるケースについて現役社内SE(採用も担当)の視点で解説します。

ブログ管理者の転職プロフィール
  • 文系大卒業後、国内大手SIerに就職
  • プロジェクトマネージャ&ソフトウェアエンジニア
  • その後、MBAでマネジメントやHR領域を学ぶ
  • 35歳をすぎてから大学の情報システム部門へ転職(競争倍率 約200倍)
  • 情報システム部門の中途採用者の書類選考、面接を担当
目次

社内SEに求められるスキル

 社内SEへの転職ではSIerに所属する人が圧倒的に有利であることを説明するために、まず「社内SEに求められるスキル」について解説する必要があります。

 そもそも、情報システム部門が求めるスキルは企業によってまちまちです。でもパターン化はできます。具体的には以下のように求人情報から読み取って分類してみましょう。分類毎に求められる社内SEの役割・ポジションは異なるのです。

情報システム部門毎に求められるタイプは異なります

① 大組織、かつレガシーな技術
 大組織でレガシーな技術を求めるられる場合、情報システム部門内での役割は細分化されており、外部ベンダーへの委託も多いことから、あなたには管理者としての役割・ポジションを求められることが予想されます。例えば、プロジェクトマネージャやITサービスマネージャのような役割です。

② 中小組織、かつレガシーな技術
 一方、同じレガシーな技術を使っていても中小規模の組織であれば、管理にかかる工数は小さくなる反面、社内SEが少ないため、広い範囲を担当するなんでも屋のような役割を求められることが予想されます。

③ 大組織、かつ新しい技術
 大組織でかつ、技術的には新しいもの、特にDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を担うようなケースであれば、あなたには組織間の利害関係を調整できるような役割・ポジションを求められることが予想されます。

④ 中小組織、かつ新しい技術
 中小規模の組織でDXを進める場合は、基幹となるシステムは既存パッケージやSaaSで十分というケースが多い反面、パッケージに適合しない業務についてはかんたんなツールなら開発できるスキル、プログラミングやマクロツール開発、RPAなどのスキルが求められるでしょう。

 社内SEの仕事内容や求められる役割・スキルの分類については、過去の記事をぜひ参考にしてください。

SIer出身が有利な理由

 当然ですが、「社内SEに求められるスキル」は選考において重要な基準になります。ではその基準に沿って、なぜSIerからの転職が圧倒的に有利なのか見ていきましょう。

社内SEへの転職でSIerが有利な5つの理由
  • 組織マネジメントができる
  • SIerで多数の会社(顧客)を知っている
  • 柔軟性/適応力が高い
  • 自己研鑽の習慣が身についている
  • 強いプレッシャーや過酷な状況を乗り越えてきた

理由① 組織マネジメントができる

 社内SEへの転職でSIerのITエンジニアが圧倒的に有利な1つ目の理由は、「組織のマネジメントができること」です。

 「社内SEに求められるスキルは会社によってまちまち」と言いましたが、多くの会社の社内SE/コーポレートエンジニアには「プロジェクト管理」や「リーダーシップ」が求められます。その点、SIerは若い頃からプロジェクトでリーダーやプロジェクトマネージャを務めるケースが多くあります

 一方、社内SEの方と話していると、生え抜きの社内SEは若い頃から同じようなマネジメント経験を積めないケースが多いようです。なぜなら、社内SEの仕事には雑用やPCのキッティングなど細かな作業もあるため、どうしても若い頃はこういった雑用を担当することが多いためです。

 社内にはプロジェクトマネージャを務められるITエンジニアがいない状況で、SIerに所属してマネジメント経験豊富なあなたが応募すれば競争の中で有力な候補の一人になれることが期待できます

理由② SIerで多数の会社(顧客)を知っている

 社内SEへの転職でSIerのITエンジニアが圧倒的に有利な2つ目の理由は、「多数の会社を知っていること」です。

 SIerの顧客は多様な業種・業態にまたがります。そのため、SIerで活躍しているITエンジニアはさまざまな業務やシステムを知っています。一方、社内SEは極端に言ってしまえば自社の業務・自社のシステムしか知りません

 「社内SEに求められるスキルの③利害調整タイプ」だと、システムを導入するために多くの関係者を巻き込むことになります。システム導入やシステムの仕様への反対意見も出てきます。そうしたときに「他業界や他社がどのように取り組んでいるのか」という広い視点を持っていることは期待される経験・スキルの一つです。

理由③ 柔軟性/適応力が高い

 社内SEへの転職でSIerのITエンジニアが圧倒的に有利な3つ目の理由は、「柔軟性、適応力の高さ」です。

 社内SEを採用する際、採用側が懸念するのは「この人、うちの組織文化の中でパフォーマンスを発揮してくれるだろうか?」という点です。特に、「社内SEに求められるスキルの③利害調整タイプ」だとこの能力が非常に重要になります。

 SIerで活躍してきたITエンジニアであれば、さまざまな顧客を相手にしてきているため、顧客ごとの特性を把握して柔軟に対応してきたからこそ活躍できていることがわかります。つまり、柔軟性が高く相手に合わせた適応力が高いことが保証されているのです。これは非常に大きな強みです。

 一方、他社で社内SEとして活躍していた人を採用すると、その人は1社しか知らないので転職後に組織文化に馴染めないかもしれません。つまり、再現性が低い可能性があるのです。一方、SIerで活躍してきたITエンジニアは多様な顧客を相手にしてきたので、「再現性が高い」と評価できるのです。

理由④ 自己研鑽の習慣が身についている

 社内SEへの転職でSIerのITエンジニアが圧倒的に有利な4つ目の理由は、「自己研鑽の習慣が身についていること」です。正確に言うと、「SIerで実績のある活躍してきたITエンジニアには」自己研鑽の習慣が身についているです。

 社内SEは自己研鑽を継続している人の比率はSIerより低いと言えます。これはプレッシャーにさらされる機会がSIerよりも少ないからかもしれません。

 一方、SIerで活躍していた人は2~3年のサイクルで新しいシステム導入プロジェクトを転々とするケースが多くあります。新しい顧客の新しい業務を「イチから覚えないと生き延びられない環境」に身をおいているのです。その中で自然と自己研鑽の習慣が身につくのではないでしょうか。

ちょっと寄り道

私自身のSIerでの経歴を振り返っても、担当した顧客・システム化対象業務はまちまちです。長い顧客で5年、スポットで担当した顧客だと2年程度でした。常にその業界・業務をイチから勉強して、要件定義や設計で顧客と対等に話し合えるように努力していました。
私の担当顧客:製造業、化学、通信、建設
私の対象業務:人事給与、販売管理、情報系

※ 念のため言及しておきますが、SIerの中には業種や業務を絞った部署もあります(公共系のみ担当する部署、人事システムのみ担当する部署)。

理由⑤ 強いプレッシャーや過酷な状況を乗り越えてきた

 社内SEへの転職でSIerのITエンジニアが圧倒的に有利な5つ目の理由は、「強いプレッシャーや過酷な状況を乗り越えてきた経験があること」です。

 社内SEにもプレッシャーはかかりますし、残業もあります。ですが、採用企業側は面接で「強いプレッシャーがかかるし、残業も多いです。大丈夫ですか?」と積極的に聞きにくいものです。また、口ではなんとでも言えてしまうため、意味のない質問だとわかっているからです。(一切の苦痛なしで働けることを期待している志望者を牽制する役目くらいはありますが)

 SIerでリーダーやマネージャとして活躍してきた人は強いプレッシャーや過酷な状況を乗り越えてきた人がほとんどです。特に大規模な案件のプロジェクトマネージャとなると、毎日のように会社の看板を背負って矢面に立っているのです。そういった過酷な状況を乗り越えてきたことが信頼できる人材であることの証明になります

SIerで活躍中のあなたの強みが活かせる企業は?

 ここまで社内SEへの転職はSIerが圧倒的に有利であるポイントを5つ紹介しました。あなたの強みが活かせるかは、志望企業が求めるスキルによって異なります。では、その情報をどこで収集すると良いでしょうか?

 社内SEに関する情報収集で私がいつもおすすめしているのは、社内SEへの転職に特化した転職サービス社内SE転職ナビです。社内SE転職ナビならカジュアル面談で社内SEについて聞いたり、情報収集にも応じてくれますオンライン面談にも対応しているので、転職エージェントに会う時間が限られた場合でも心配がいりません。

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SIer出身で不利になるケース

 社内SEの立場で中途採用の面接をしていると、SIer出身の方で「この人は損をしているな…」と感じるケースがあります。ここでは2つのケースについて解説します。

ケース① オールラウンダーではない人

 SIerは高度に分業が進んでいる業界です。その結果、「プログラミングだけやってきた」「ネットワークだけ専門でやってきた」「プロジェクトマネージャはできるけど手は一切動かない」という人が一定数います。

 こういった専門しかできない人は社内SEへの転職で不利ですなぜなら、社内SEには「一定レベルのオールラウンダーであること」が期待されているからです(情報システム部門の管理職へ転職するケース、情報システム部門が100名以上の大きな組織を除く)。

 社内SEは少人数で広い範囲をカバーします。野球で言えば、「SIerは内野、社内SEは外野」というイメージです。ホームランが期待できる長打者であっても、守備は一塁専門という場合は正直採用を見送るケースがあります

ケース② 現在の年収が非常に高いケース

 SIerから社内SEへの転職を狙うときに、年収アップを絶対条件にすると不利になるケースがあります。あなたの年齢や経歴、所属企業、志望企業の業界等によって異なるため、一概には言えませんがSIer(特に大手)の年収は高いんです。

 社内SEは志望企業の属する業界によって年収が低いケースがあります。業界毎の平均年収はマイナビ転職の『業種別 モデル年収平均ランキング』が参考になります。全110業種のトップ10とワークス10ではこれだけの差があるんです。ちなみに、SIerが属する「ソフトウェア・情報処理」は30位(534万円)です。あくまで平均値で会社規模も年齢も度外視すると、110業種中79種は年収ダウンする可能性があるんです。

 モデル年収平均が明らかに低い業界の社内SEを志望する場合は、年収アップではなく現状維持、あるいは若干の年収ダウンを受け入れられるかがポイントになります。

出典:マイナビ転職「業種別 モデル年収平均ランキング」
出典:マイナビ転職「業種別 モデル年収平均ランキング」

まとめ

 この記事では社内SEに求められるスキルを解説しました。志望企業の情報システム部門によって求められる役割・ポジションは異なることがわかっています。

  • 管理者タイプ
  • 利害調整タイプ
  • なんでも屋タイプ
  • ツール開発タイプ

 求められる役割・ポジション・スキルを考えると、社内SEへの転職を目指すときにあなたがSIer出身であることは圧倒的に有利と言えます。その理由は5つのポイントにまとめられます

  • 組織マネジメントができる
  • SIerで多数の会社を知っている
  • 柔軟性/適応力が高い
  • 自己研鑽の習慣が身についている
  • 強いプレッシャーや過酷な状況を乗り越えてきた

 SIerでの経験・スキルを強みとして活かして社内SEへの転職を成功させたい!と考えた方には転職エージェントの活用がおすすめです。そのとき、「大手の転職エージェント+専門の転職エージェント」の2社以上のエージェントに相談することをおすすめしています。

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 ここまで読み進めてくださり、ありがとうございました。あなたの転職が成功することを祈っています。転職に活用できるノウハウをまとめた記事を貼っておきます。

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