【徹底対策】Apple Watch(アップルウォッチ)は金属アレルギーでも大丈夫か?チタンモデルとソロループで2ヶ月試した結果…

(写真:Apple 公式WEBサイト)

チタニウムモデル廃止でApple Watch Ultraがチタニウム素材に変更(2024年2月現在)

この記事は2021年時点に執筆しました。

Apple WatchのチタニウムモデルはSeries6まで提供されていましたが、2024年2月現在ではApple Watch Ultraのみチタニウム素材のモデルとして提供されています。

先日、友人とApple Watch(アップルウォッチ)の話題になり、お互い知らなかったことがありました。

Apple Watch買いたいけど、金属アレルギーだから諦めてるんだよね

金属アレルギーって、どんな金属でもダメなの?

個人差があるけど、ステンレスとかゴールドとかダメで、木製とかチタンとか素材が限られるんだよねぇ

Apple Watchにチタンのモデルあるよ

え゛っ!?

Apple Watchは Series5 からチタンモデルが販売されています
現在は『Apple Watch Ultra』がチタニウム素材のモデルとして販売されています。

チタンはサージカルステンレスという特殊なステンレスと並んで、金属アレルギーが非常に起こりにくい金属です。この記事では、Apple Watchチタンモデルを紹介した友人がその後問題なく使えているか、また使用にあたって注意したことについてまとめました。

目次

金属アレルギーとは

 この記事を読んでいただいているということは、あなた自身が金属アレルギーをもっておられる、あるいはApple Watch をプレゼントしたいとお考えだけど、相手が金属アレルギーという方だと想定しています。

 あなた自身が金属アレルギーをもっておられる場合は、すでに十分金属アレルギーについてご存知だと思いますので、次のブロック『Apple Watch(アップルウォッチ)チタンモデルについて』へ進んでください。

 Apple Watchをプレゼントしたいけど、金属アレルギーについてご存知ないという場合は、私が友人にチタンモデルをおすすめした際に調べたWEBサイトの中で一番参考になった記事『時計専門店エバンス 実は誰にでも起こりえる『金属アレルギー』/時計の選び方や注意すべきポイントと対策』を貼っておきます。

 金属アレルギーの方向けの腕時計選びについて、丁寧に解説されていて、知らない人でも非常によくわかります。

Apple Watch(アップルウォッチ)の皮膚アレルギーへの基本的な考え方

 Appleは公式WEBで『特定の物質に対して皮膚が敏感な方』に向けて次のとおり説明しています。

Apple のデバイスに使われている素材は、徹底した配慮と綿密な調査・研究をもとに選び抜かれています。すべての素材が関連法規制をクリアしているのはもちろんのこと、Apple では法規制よりもさらに厳しい仕様を独自に策定しています。実際、皮膚に触れる素材はすべて、Apple 独自の仕様に基づいて厳密に検査・評価されています
(中略)
ごく少数とはいえ、特定の物質に対して敏感な皮膚反応を示す方がおられます。原因としては、アレルギー、環境的要因、刺激性物質 (石鹸や汗など) に長時間さらされることなどがあげられます。アレルギーその他の過敏症をお持ちの方は、Apple Watch とバンドに以下の物質が含まれていることにご留意ください。

Apple公式WEB(https://support.apple.com/ja-jp/HT204665)

 つまり、素材に対して注意を払っており、情報公開もしているけど、ごく少数の方は敏感に皮膚反応が起きる可能性があるということです。では、金属アレルギーだとApple Watchは使えないのでしょうか?Apple Watch Series5以降であれば、金属アレルギーが起きにくいチタニウムモデルがあります。

Apple Watch(アップルウォッチ)チタンモデルとは

Apple Watch Ultraがチタニウムモデル(2024年2月現在)

Apple WatchのチタニウムモデルはSeries6まで提供されていましたが、2024年2月現在ではApple Watch Ultraのみチタニウム素材のモデルとして提供されています。

出典:Apple公式WEBサイト

 Apple Watch チタニウムモデルはSeries 5以降でラインナップに加えられました。そのため、Series1〜4やApple Watch SEにはチタニウムモデルはありません。また、2024年2月現在、チタニウムモデルは廃止され、Apple Watch Ultraがチタニウム素材で提供されています。

価格

Apple Watchは複数のモデル・サイズで提供されています。Apple Watch Ultraは安価なApple Watch SEモデルよりも残念ながら割高です

モデルケースの素材価格(税込)
Apple Watch SEアルミニウム34,800円〜
Apple Watch Series9アルミニウムまたはステンレス59,800円〜
Apple Watch Ultra2チタニウム128,800円
価格はすべて税別。Apple Watch Ultraは約2倍の価格
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Apple Watchの通常モデルとUltraの性能差

 Apple Watch Ultraには、金属アレルギー対策以外にもメリットがあります。私自身もApple Watchの1台目はアルミモデルを購入し2年ほど毎日使用していましたが、アルミモデルは「錆びや塗装の剥がれ」や「風防が強化ガラスで小さなキズが入りやすい」といった問題がありました。

 チタニウムは錆びにくく、風防もキズがつきにくくなっています。一方、Ultraは高額なモデルであるため、通常モデルと比べて割高になります。

Apple Watch Ultraの良い点Apple Watch Ultraの悪い点
・金属アレルギーが起きにくい
・素材が軽く、硬い
・風防がサファイヤガラスで傷つきにくい
・サビに強い
・長時間駆動する(通常の2倍の72時間)
・値段が高い
・GPS+Cellularモデルしか選択できない(高額)
・本体が大きくサイズが選べない(49mm)

バンドは『ソロループ』で完全に金属を排除できる

でもバンドにアルミ金属があったら意味ないじゃん

 実はバンドにも工夫をしました。Apple Watchはバンドを自由に交換することができるのですが、標準の「スポーツバンド」には留め具の部分に金属(ステンレススチールを使っていると言われています)があり、肌に直接密着します。

 そこで金属をまったく使っていない『ソロループ』というApple公式のバンドを追加購入しました。密着部分に金属が一切なく、伸縮性があるためつけ外しも非常にスムーズです。

 Apple公式のソロループは5,280円(税込)と少しお高めです。同様のコンセプトの商品がないか探したところ、2,000円程度のものがAmazonでも販売されています

購入後、アレルギーが起きても14日以内なら返品できる

 金属アレルギーの程度は人それぞれです。もしも購入後にアレルギーが起きた場合、Apple公式オンラインストアかApple Storeで購入している場合は無料で返品できます。心配な方は家電量販店ではなく、Apple公式オンラインストアかApple Storeで購入されることをおすすめします。

製品の受け取りから14日以内にオンラインで返品をご依頼いただくと、無料で返送することができます。

Apple公式WEB 返品・返金(https://www.apple.com/jp/shop/help/returns_refund)

まとめ

 冒頭に登場した金属アレルギーをもつ友人は2ヶ月間、Apple Watch Series 6 チタニウムモデルを毎日つけていたそうですが、今のところ金属アレルギーは発生していないようです。

 2024年2月時点でチタニウムモデルはありませんが、チタニウム素材であるApple Watch Ultra2も同様の結果が期待できます。

 ただし、金属アレルギーは個人差があるようですので、必ずしもあなたにマッチするとは限りませんので、ご注意ください。

さらにその後(2021年3月更新)

1年以上毎日使っているようですが、金属アレルギー反応は発生していません。

 この記事では、金属アレルギーの方でもApple Watch Ultraを選択することで、アレルギー反応が起きないというケースについてご紹介しました。

 Apple Watch Ultraはアルミモデルやステンレスモデルより高価ですが、サビに強い、長時間駆動するなどのメリットがありました。また、バンドも標準のものではなく『ソロループ』を使うことで金属が密着しないように気をつけることで、より安心してApple Watchを使用できました。

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