【超ホワイト】社内SEへの転職なら大学職員(ITエンジニア職)がおすすめ!

 「社内SEに転職して、まったり仕事がしたい!」というホワイト企業が三度の飯より好きなITエンジニア・システムエンジニアには大学職員(ITエンジニア職)が超絶おすすめです!

 この記事では、大学職員の魅力と仕事内容、転職までの流れについて、現役の大学職員(ITエンジニア職)で中途採用の書類選考と面接を担当している私が解説します。記事は少し長くなりますが、濃い内容ですので、最後までぜひお付き合いください。

この記事でわかること
  • 社内SEへの転職を目指すなら大学職員(ITエンジニア職)がおすすめの理由
  • 大学職員(ITエンジニア職)の仕事内容&求められる経験・スキル
  • 大学職員の求人の探し方
  • 大学職員の中途採用選考スケジュール
ブログ管理者の転職プロフィール
  • 文系大卒業後、国内大手SIerに就職。
  • プロジェクトマネージャ&ソフトウェアエンジニア
  • その後、MBAでマネジメントやHR領域を学ぶ
  • 35歳をすぎてITエンジニアとして大学職員に転職(競争倍率 約200倍)
  • 情報システム部門で管理職&プロジェクトマネージャ
  • ITエンジニア職の中途採用を担当(書類選考、面接)
目次

『大学職員 ✕ 社内SE』は最強の転職先

 この記事を読み進めてくださったあなたは、転職でライフワークバランスを重視しているはずです。企業選びで「残業時間が少ない」「有給消化率が高い」が重要な基準の1つであるあなたのために、これら2つの切り口で『社内SE』『大学職員』をみてみましょう!

最強の理由① 『社内SE』はIT系職種で最も残業が少ない

 まず、社内SEは「IT業界」の中でもっとも残業時間が少ないという調査データがあります。

 dodaの『残業の少ない仕事・多い仕事は?90職種別の残業時間ランキング∼コロナ禍で残業時間はどう変わった?∼』で、平均残業時間は17.0時間であり、90職種中23位の残業の少なさ、職種分類「IT/通信系エンジニア」の中では残業の少なさは堂々の1位でした。

全90職種中の
ランキング
職種平均残業時間
23位社内SE17.0
28位テクニカルサポート/ヘルプデスク18.0
35位品質管理(IT/通信)19.1
48位Webエンジニア21.0
49位ネットワークエンジニア21.0
55位インフラコンサルタント21.8
60位アプリケーションエンジニア22.0
71位研究開発/R&D(IT/通信)24.3
82位サーバーエンジニア26.5
83位ITコンサルタント(アプリ)27.2
doda『残業の少ない仕事・多い仕事は?90職種別の残業時間ランキング∼コロナ禍で残業時間はどう変わった?∼』から
IT/通信系エンジニアに絞り、xTech.tvが並び替えて作表

最強の理由② 『大学職員』のライフワークバランスは最高レベル

社内SEの残業が少ないのはわかったけど、全体の中で23位でしょ?

では、大学職員についても見ていきましょう

 社内SEがIT業界の中でもっとも残業が少ないということはわかりましたが、大学職員という業界はどうでしょうか?残念ながらdodaなどの統計情報は見つかりませんでした。そこで、OpenWork(旧Vorkers)のクチコミを見てみましょう。ここで集計された「残業時間(月間)」「有給休暇取得率」を参考にしてみましょう。

 今回は主要私立大学12校のクチコミを参考にしました。その結果、「残業時間(月間)」の平均は16.3時間でした。「有休取得率」の平均は66.8%でした。

学校法人名残業時間有休取得率
学校法人慶應義塾20.958.2%
学校法人早稲田25.069.9%
学校法人上智学院18.154.1%
学校法人明治大学14.369.3%
学校法人青山学院5.178.5%
学校法人立教学院7.279.8%
学校法人中央大学25.369.7%
学校法人法政大学9.871.1%
学校法人関西大学18.951.5%
学校法人関西学院23.055.2%
学校法人同志社16.074.4%
学校法人立命館11.569.6%
上記12校の平均値16.366.8%
出典 OpenWork(旧Vorkers)のクチコミ集計(2021年5月時点)からxTech.tvが作表

 この16.3時間という残業時間は、全90職種を対象にしたdodaの調査『残業の少ない仕事・多い仕事は?90職種別の残業時間ランキング∼コロナ禍で残業時間はどう変わった?∼』の中では90職種中16位「15.7時間」に次ぐ少なさです。

それでも90職種中、17位かぁ…

ちょっと待ってください。
年収と年間休日を含めて見てみましょう。

大学職員の給与

 残業時間が少ない1〜16位の職種のうち9職種は「事務/アシスタント職」に分類される職種です。営業や経理の「事務/アシスタント職」は平均的な年収は300〜400万円あたりです。

 でも大学職員(残業の少なさ17位)は非常に年収が高いことで有名です。大学の学生数や知名度によって大きく異なるため、ひとまとめに「平均年収」を出すことに意味はありません。大都市圏の大規模私立大学は40歳で年収1000万円というケースもよく聞かれます。(国立大学職員は文部科学省のWEBサイトでも公開されており、約600万円と言われています)

大学職員の年間休日

 大学職員には1年間で付与される20日間の有給休暇とは別に夏季休暇と冬季休暇があります。これは学生が夏休み・冬休みに入る期間に与えられるもので、土日を含めてそれぞれ約2週間というケースがよく聞かれます(個々の大学で異なります)。

 つまり、「残業はトップクラスで少なく有給休暇とは別に夏休みと冬休みがあり、年収は東証一部上場企業の平均以上」これが私立大学職員なのです。

結論!『大学職員 ✕ 社内SE』はホワイトの中のホワイト

 ワークライフバランスという観点では、「IT/通信系エンジニアの中で最強の社内SE」と「あらゆる業界の中でも有数のホワイト業界である大学職員」に属する『大学職員(ITエンジニア職)』は超絶ホワイトなのではないでしょうか?

ここまでのポイント
  • 社内SEはIT/通信系エンジニアの中で最も残業時間が短い(90職種中23位)
  • 大学職員も同様に残業時間が短い(90職種中17位)。さらに有給休暇とは別に夏休み、冬休みがある。
  • 大学職員の給与水準は「 私立>国立 」である。
  • 私立大学職員の平均年収734万円、大都市圏大手私立で40歳1000万円も!

大学職員ITエンジニア職の仕事内容&求められる経験・スキル

大学と一般企業の社内SEの違い

 大学職員(ITエンジニア職)に転職すると、大学の情報システム部門で働くことになります。では大学の情報システム部門と民間企業の情報システム部門ではどのような違いがあるのでしょうか?

 結論を先に言うと、大学でも民間企業でも情報システム部門の仕事内容に大きな違いはありません。システムの選定や導入、管理といった業務はどのようなシステムでも同じであるため、例えばあなたが現在SIerで民間企業向けにシステム導入や運用を担当されていれば、その経験やスキルを役立てることができます

 ただ、どのような組織でも業界特有の業務システムがあります。例えば、卸売業なら調達システム、物流システム、販売システムです。

 大学特有のシステムにはつぎのようなものがあります。これらについては、それがどのような業務で、どの部分がシステム化されていているのかを押さえる必要があります。

大学特有のシステムや施設
  • 入試システム
  • 教務システム(履修登録、出欠・成績管理など)
  • 学習支援システム(Google Classroomなど)
  • 研究費関連システム
  • PC教室

 一方、それ以外のシステムは民間企業と同じです。例えば、人を雇い給与を払うためには人事給与システムが必要ですし、お金を扱えば会計システム、ものを買うには購買システム、インターネットを使うならネットワーク設備が必要です。これらはどれも大学の情報システム部門で関わる可能性が高いシステムです。
注 正確には、会計システムは民間企業と異なる「学校法人会計基準」に準拠したシステムである必要があります。

大学職員ITエンジニア職の業務内容

 では、大学の情報システム部門はどのような仕事をするのでしょうか?繰り返しになりますが、大学の情報システム部門の業務は民間企業の情報システム部門と大きく変わりません。もう少し具体的に見ていきましょう。

スクロールできます
業務タスクの例
IT戦略の立案大学の情報戦略策定、情報システム投資計画の策定
学内システムの構築学内システムの構築計画策定、予算管理、プロジェクト管理、要件定義、設計、検証
学内システムの保守・運用学内システムのヘルプデスク、定型業務、仕様変更に係る影響調査や改修・検証
情報機器やインフラ管理PC調達やキッティング、ネットワークやサーバの設計・構築・管理
セキュリティ管理セキュリティ機器調達、インシデント対応、教職員のセキュリティ教育
その他DX推進やアカウント管理、IT監査対応
大学の情報システム部門の仕事は専門性が高く、かつ守備範囲が広い

 ただし、これらの仕事をすべて大学職員が直接行っているかと言うと、そうではありません。一部は外部へ委託しているケースが多く聞かれます。例えば、PCのキッティングやネットワークやサーバの管理やヘルプデスク業務は外部へ委託されているとよく耳にします。

 一般的な社内SEの仕事内容と求められるスキルについて興味のある方は、過去の記事をぜひ参考にしてください。

実際にどんな人が中途採用選考を受けているか?有利なキャリアは?

 中途採用にはどのようなキャリアの方が応募されるのでしょうか?実際に採用を担当している視点から応募者のパターンをご説明します。

大学職員(ITエンジニア職)のパターン
  • SIerに勤務するプロジェクト管理経験がある方
  • システムエンジニアとしてシステムの設計やプログラミング経験がある方
  • ネットワークやサーバの設計/保守の経験がある方
  • 民間企業の情報システム部門で働いている方
  • PCに詳しい、AV機器に詳しいという方

 さまざまなバックグラウンドの方が応募してくださいますが、ITエンジニアの経験がないというのはまれなケースです。おおまかな割合は「ITベンダーが7割、情報システム部門の方が2割、残り1割」といったところです。

 その中でも中途採用で有利なキャリアがあります

 それは「SIer出身のプロジェクトマネージャ・プロジェクトリーダー」です。なぜなら「プロジェクトメンバーの管理やベンダーコントロールの経験があるから」です。

 例えば、民間企業の情報システム部門であれば、自前で大量のITエンジニア社員を抱えるケースがあります。このような企業ではバリバリのプログラマーも大いに求められます。

 一方、大学の情報システム部門にITエンジニア職員が大量にいるという大学を私は聞いたことがありません(大規模な大学とも多数お付き合いがありますが、聞きません)。つまり、大学の情報システム部門ではITベンダーのちからを借りてシステムの企画、導入、保守をしているのです。その結果「ベンダーコントロールの経験」が優遇されると考えてください。そのため現職がSIerや社内SEで、ベンダーコントロールの経験があると有利なのです。

ネットワークとかサーバのエンジニアは?

ベンダーコントロールができるキャリアと比較して有利とは言えません。でも、その領域の担当者が退職したなどの理由で募集していることもありますよ。

中途採用の選考スケジュールは?

 民間企業が常時中途採用を募集しているのに対して、4月採用(4月から勤務開始)にする大学が多くあります。その場合、6月〜7月に募集が始まります。

 また、民間企業の中途採用プロセスはおよそ1〜2ヶ月程度であるのに対して、大学は3ヶ月以上、長いと半年近くかかる場合があります。そのため「現職を退職して大学職員への転職活動に注力」と考えている方は考え直した方がよいでしょう。民間企業のようにスピーディーには決まりません。

 選考スケジュールをまとめると、夏前に募集が始まり、夏から秋にかけて選考があり、年末までに採用結果が出る(年始から春は大学入試や年度末繁忙のため、それまでに選考を終える)という大学が多くあります。

私立大学の中途採用スケジュール(よくある例)

求人情報を探そう!

求人情報は「公式WEB+転職サイト」で入手

 早速、つぎのようなステップで大学職員(ITエンジニア職)の中途採用求人を探しましょう!多くの大学では基本的に「大学の公式WEBサイト」か「転職サイト」に求人を掲載しています。

大学職員の中途採用求人情報の探し方

 目当ての大学があれば、まっさきに大学の公式WEBサイトを確認しましょう。大学の公式WEBサイトに求人を掲載せずに転職サイトにだけ掲載するというケースはあまり聞きません。

 目当ての大学がなくても日本には約600の私立大学があります。それらの求人情報を幅広く見たい場合は、転職サイトで検索しましょう。転職エージェントに登録して相談してみるのも良いでしょう。大学職員への転職の掲載件数が多いのは『リクナビNext』『doda』『マイナビ転職』ですので、これらに登録しておき、新着を確認すると良いでしょう。

転職サイトに登録する

おすすめ転職サイト『doda』

転職サイト『doda』には大学職員の求人が多数掲載されています。

「求人を探す」画面で、検索キーワード「どんな求人をお探しですか?」に”大学職員”と入力・検索しましょう。
検索結果が少ない場合は、もう少し”学校法人”で検索すると範囲が広がります(この場合、専門学校や私立中学・高校なども含まれるので注意してください)

おすすめ転職サイト『リクナビNext』

転職サイト『リクナビNext』にも大学職員の求人が多数掲載されています。

こちらも”大学職員”で検索すると確実に大学職員案件がヒットしますが、検索範囲を広げる場合は”学校法人”で検索しましょう。

転職エージェントに登録する

マイナビITエージェント

大学職員のITエンジニア職に転職したい方で、エージェントに相談したい場合は、『マイナビITエージェント』がおすすめです。国内最大級の転職支援サービスで、IT業界に精通したキャリアアドバイザーが転職活動をトータルでサポートしてくれます。

求人情報の注意点

 大学職員(ITエンジニア職)の求人情報をみるときには、民間企業に転職する際の注意点に加えて、つぎのようなポイントに気をつけましょう

求人情報のチェックポイント
ポイント① 求人は技術職か、総合職か?

明確に「エンジニア職」「技術職」という職種区分を持っていない大学もあります。その場合、募集は「総合職」でもあなたのキャリアを考慮して、情報システム部門へ配属されるケースがあります。あきらめず、募集内容に「情報システム部門」が含まれているか確認しましょう


明確に記載されていなくても、募集ページに『先輩職員の声』としてITエンジニア職員が紹介されていれば期待できます

ポイント② 専任職員か、専任職員以外か

大学の事務職員は嘱託職員、契約職員などの「有期雇用」が非常に多くあります。ホワイトな環境で長く勤務することを前提にされているみなさんは「専任職員」であるかに十分に気をつけてください

ただし、大学によっては試用期間は嘱託職員で、一定期間を経て専任職員になるというケースがあるので注意してください。

ポイント③ 附属学校や附属病院はあるか

転職を志望される大学に附属学校(中学校・高校)や附属病院があるかもチェックしましょう。特に附属病院があり、配属の可能性があるなら事前に把握しておきたいところです。

なぜなら、大学より附属学校や附属病院の方が少人数のため忙しいケースがよく聞かれるからです。一方、給与水準は学校法人の中で同じことが多いようです。

まとめ

 この記事では、超絶ホワイトな環境である「私立大学職員 ✕ 社内SE」についてご紹介しました。

大学職員(ITエンジニア職)がホワイトな理由
  • 社内SEはIT/通信系エンジニアの中で最も残業時間が短い(90職種中23位)
  • 大学職員も同様に残業時間が短い(90職種中17位)。さらに有給休暇とは別に夏休み、冬休みがある。
  • 年収は大都市圏大手私立大学で40歳1000万円も!

 そんなホワイトな大学職員(ITエンジニア職)が情報システム部門でどんな仕事をしているのかについてご紹介しました。実は大学独特のシステムや設備を除いて民間企業の情報システム部門と仕事は大きく変わりません。そのため、中途採用で有利なのは「ベンダーコントロール経験」でしょう

 つづいて、中途採用でよくあるスケジュールと求人情報の掲載場所についてご紹介しました。求人は夏前に掲載され、採用プロセスは一般的な転職よりも長い期間がかかるケースが多いので、現職を退職してから大学職員を目指すのは危険です。

 気になる大学の求人情報は大学の公式Webサイトを確認しましょう。そこに掲載されていない、あるいは幅広く求人を調べたい場合は転職サイトや転職エージェントに登録しておくことでキャッチできるでしょう。法人名を非公開で募集する大学も多数あるので、転職エージェントへの登録は必須です。

 さいごに、大学職員の求人件数が多い転職サイトやおすすめの転職エージェントをあらためてご紹介します。

おすすめ転職サイト『doda』

転職サイト『doda』には大学職員の求人が多数掲載されています。

「求人を探す」画面で、検索キーワード「どんな求人をお探しですか?」に”大学職員”と入力・検索しましょう。
検索結果が少ない場合は、もう少し”学校法人”で検索すると範囲が広がります(この場合、専門学校や私立中学・高校なども含まれるので注意してください)

おすすめ転職サイト『リクナビNext』

転職サイト『リクナビNext』にも大学職員の求人が多数掲載されています。

こちらも”大学職員”で検索すると確実に大学職員案件がヒットしますが、検索範囲を広げる場合は”学校法人”で検索しましょう。

マイナビITエージェント

大学職員のITエンジニア職に転職したい方で、エージェントに相談したい場合は、『マイナビITエージェント』がおすすめです。国内最大級の転職支援サービスで、IT業界に精通したキャリアアドバイザーが転職活動をトータルでサポートしてくれます。

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