教室とオンラインで同時進行!ハイフレックス型授業のポイント・機材を解説!

教室とオンラインを同時進行!ハイフレックス型授業のポイントと機材を解説

 2021年度から徐々に対面授業とオンライン授業を同時に進行するハイフレックス型授業が浸透しています。この記事ではハイフレックス型授業に必要な準備、機材、ポイントについて解説します。

ブログ管理者のプロフィール
nico@大学職員ITエンジニア
  • システムインテグレーターに10年以上勤務
  • 現在、大学職員(エンジニア職)
  • 教員、学生からオンライン授業の質問や相談を日々受けている
  • ハイブリッド授業、ハイフレックス授業に対応
  • Zoom、Meet、Google Classroomなどの利用支援
  • 講師として学内研修のオンデマンド動画コンテンツ作成
目次

ハイフレックス型授業とは

 ハイフレックス型授業とは、同じ内容の授業を対面・オンラインのどちらでも受講できる授業スタイルです。

 先生はつぎのことを同時に行います。その結果、学生は対面かオンラインかを選択できます。

  • 教室で教室のスクリーンに資料を投影(あるいは事前に資料データをLMSで共有)して対面授業を行う
  • リアルタイムにオンラインでも受講できるよう教室の様子を配信する。

ハイフレックス型授業のポイント

 具体的にそれぞれの立場で「資料」「音声」「質疑のやりとり」「グループワーク」がどのように行われるのか、ハイフレックス型授業について整理するとこのようになります。

用意すべき機材(一方通行スタイル)

 ハイフレックス型授業にもいくつかの授業スタイルがあります。ここではよく用いられる「一方通行スタイル」と「議論スタイル」について、それぞれ必要な機材や準備について紹介します。そのほかのスタイルを含む詳細は別の記事『対面授業+オンライン授業=ハイブリッド授業のメリット・デメリット、大学に必要な準備、機材について考えてみた』でも紹介しています。

 一方通行スタイルは次のような状態で授業を進行します。

  • 教室に集まった学生向けに資料をプロジェクターに投影する
  • 同じ画面をオンラインで参加する学生にも画面共有する
  • 教室の学生には教室のマイクで話しかける(少教室なら教室マイク不要)
  • オンラインで参加する学生のためにヘッドセットを使う(後ほどおすすめ紹介)

 その中でも、ヘッドセットはこれまでのオンライン授業で使っていたものとは別のヘッドセットが必要かもしれません。なぜなら、教室の中では先生自身も動き回ったり、板書するケースがあるためです。

板書する場合、PCの画面共有ではオンラインで参加する学生に黒板が見えませんので、この問題の解決方法は別の記事『【板書用カメラ】対面とオンラインのハイブリッド授業にはWEBカメラ2台が便利!#1』で紹介しています。

おすすめのヘッドセット

おすすめのWEBカメラ(150°超広角)

 板書する場合、通常のノートPCの内蔵カメラでは映る範囲が非常に狭く、黒板やホワイトボードのほんの一部しか映せません。なぜなら、内蔵カメラはノートPCの前に座って使われることを前提にしているため広角レンズではないためです。オンラインで受講している学生に黒板の広い範囲を見せたい場合、USB外付け広角カメラを用意するほうが良いでしょう。

 また、外付けカメラはPCに取り付けるのではなく、三脚を用意することをおすすめします。①安定して、②ベストな位置に置けるためです。下記のカメラなら「超広角で、3mケーブルで配置範囲が広く、カメラに三脚穴あり」でおすすめです。

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用意すべき機材(議論スタイル)

 一方通行スタイルでは、教員が会話のハブになる必要がありましたが、議論スタイルでは会議用のスピーカー・マイクを使うことで、次のような機材構成になります。

  • 教室に集まった学生向けに資料をプロジェクターに投影する
  • 同じ画面をオンラインで参加する学生にも画面共有する
  • 音声は360度全方位型のマイク・スピーカーを用意して、教室とオンライン学生をつなぐ

 スピーカーマイクを選ぶ時に重要なのは「なるべく大人数」「360度全方位に集音」です。実際に使用するために調達したのはつぎの製品の中でおすすめできるものを紹介します。

おすすめのスピーカー・マイク(教室⇔オンラインで議論)

 360度全方位からの集音をカバーする上で、Bluetooth接続できるタイプを選ぶと良いでしょう。ケーブルを気にせず教室の中央に設置できるためです。PCからUSBなど有線で接続しようと思うと、長いケーブルが必要になりますが、Bluetooth ならそのストレスからも開放されます。

 さらに高音質なマイク・スピーカーを求める方はヤマハ『YVC-1000』がおすすめです。おすすめの理由、メリット・デメリットはつぎの記事を参考にしてください。

教室⇔オンラインで議論しない場合

 「教室の学生」と「オンライン参加の学生」の間で議論をさせない場合、つまり議論を「教室内」と「オンライン参加の学生同士」に分ける場合、スピーカー・マイクは必要ありません。一方通行スタイルと同じ機材で、教室内は近くの人同士で議論し、オンライン参加の学生はZoomのブレイクアウトルームを用意することになります。

 その場合は、Zoomのブレイクアウトルームの操作するためにTA用のPCを用意するとスムーズでしょう

教室⇔オンラインで意見を共有する

 学生間でリアルタイムに音声での議論はせず、SlidoやLINEオープンチャットなどのチャット機能を使った意見交換であれば、次のような方法もあります

 授業に関する意見を投稿してもらったり、特にオンラインから質問を受ける方法として有効です。また、若い学年では教室の中で手を挙げて質問することに抵抗がある学生もいるため、チャットでの質問の受付は有効な手段の1つと言えます。

ハイフレックス型授業で注意したい点

 オンライン授業同様に、ハイフレックス型授業には特有の「配慮すべきポイント」があります。代表的なものを紹介しておきます。

① プライバシーへの配慮

 ハイフレックス型授業で学生側に「カメラをオンにしなさい」と言うと、他の学生に顔と名前が一致してしまうことを嫌う学生もいます。対面授業でもこれは起きうる状況ですが、オンラインだと他の学生が顔と名前を写真で残していても誰も気づくことができません。そのため、カメラのオンを強要することはトラブルに発展する可能性があると言えます。

 一方、大学には様々な授業があり、外国語の発音を指導する場合は表情を見るためにカメラをオンにしてもらうケースも想定されます。心配がある場合は事前に大学側へ相談しておく方が良いでしょう

② 課題へのフィードバック

 オンライン授業は課題が多いことを問題視する報道が多数ありました。学生が不満を感じているのは「量」ではなく「フィードバックがないこと」だと言われています。教員もオンライン授業の準備で大変な思いをしていますが、少しの工夫でフィードバックすることも可能ですので、以下の記事をぜひ参考にしてください。

③ つまらないと言われてしまう

 残念ながら、オンライン授業はつまらないと言われてしまうことがあります。一方で、オンラインで良かったと言われる先生がいるのも事実です。なぜ、つまらないと言われてしまうのか、その原因を記事にまとめていますので、オンライン授業のやり方に悩みがある方はぜひ参考にしてください。

教室とオンラインを同時進行!ハイフレックス型授業のポイントと機材を解説

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