【体験談】社内SEへの転職6つの失敗談と予防策を現役社内SEが解説!

 社内SEの仕事をしていると、「社内SEは残業なしでまったり働ける」という理想を追って、高倍率の選考を勝ち残って社内SEになったのに「転職は失敗だった」という他社の声を聞くことがあります。

 この記事では、そういった「社内SEへの転職で失敗した」という生の声をご紹介しながら、これから社内SEを目指す人に向けて、それぞれの失敗の予防策について、現役社内SEの視点で解説します

ブログ管理者の転職プロフィール
  • 文系大卒業後、国内大手SIerに就職
  • プロジェクトマネージャ&ソフトウェアエンジニア
  • その後、MBAでマネジメントやHR領域を学ぶ
  • 35歳をすぎてから大学の情報システム部門へ転職(競争倍率 約200倍)
  • 情報システム部門の中途採用者の書類選考、面接を担当
目次

社内SEへの転職6つの失敗談

① 情報システム部門の立場が低く、仕事に差し支える場面がある

うちの情報システム部は社内でも立場が低くて、システム導入プロジェクトでも業者のように扱う人もいるんです。

 情報システム部門はコスト部門なので、社内での立場が低いという声をよく聞きます。会社によっては、「技術者ばかりで会社のビジネスを理解していない連中だ」なんて言われ方をするケースもあるようです。

 社内SEの立場が低く評価もされにくい、営業部門や法人管理部門と比べると昇格のスピードが遅いという声もよく聞かれます。35歳を超えてから社内SEとしてこういった会社に転職してしまうと同年代と比べて明らかに低い待遇を受けてしまうケースがあります。

【予防策】
転職時の面接で、自分のロールモデルになりそうな現役社内SEを紹介してもらったり、どんな人がいるのか教えてもらえると予防になりますね。

② 社内の人間関係が複雑でうんざり

 IT業界は比較的人の流動性が高く、プロジェクト型だと1〜2年で人が入れ替わったり、プロジェクトが完了して解散するというケースがほとんどです。一方、社内SEは社内の同じ顔ぶれと5年10年というスパンで一緒に仕事をするケースがあり、人間関係に苦しめられているという声を聞くことがあります。

5年以上苦手な上司の下で働いてます。異動したいけど、社内でITの仕事ってうちの部署くらいなので、行き先もありません。

 社内SEという特殊な職種だと、社内で異動を希望しても行き先が見つからず、苦手な上司から逃れる術は転職くらいになってしまうのも中小規模な会社のデメリットと言えそうですね。

【予防策】
嫌な上司は残念ながら運次第な面があります。でもパワハラなどのハラスメントはその会社の文化や風土の影響もあるので、転職前に口コミサイトで調べておきましょう。

③ 社内システムの開発がメインと聞いていたのに、社内調整ばかり…

面接では「社内システムの開発をお願いしたい」って言われていたのに、実際の仕事は仕様に関する社内調整ばかり。コードを書く機会もなくなって、新しい技術に疎くなってしまった。

 技術を突き詰めたいと思っていて社内SEに転職すると、失敗してしまうこともあります。調整業務や管理業務も社内SEの仕事の一部です。会社によりますが、SIerやソフトウェアサービス開発企業よりも技術的に劣ってしまうことが残念ながらあります。

【予防策】
情報システム部門には社内調整力が求められます。そのため、開発だけに注力できる社内SEがいるのは大規模な情報システム部門を持っている会社だけと考えましょう。

④ 雑務もやらないといけないのでスキル習得が進まない

SIerと違って雑務が多いし、いろいろな案件をなんの脈略もなく担当するから身につくスキルもバラバラでなんでも屋みたい…

 社内SEの仕事は技術的なものだけではなく、雑務もありますよね。社員が使うPCの入れ替えやヘルプデスクも社内SEの仕事という会社もあります(外部に委託しているケースもあります)

 SIerの立場から社内SEを見ると、「自社のビジネスに直結するシステムの企画ができてかっこいい」と感じますが、その裏では地味で泥臭い仕事もあるんですね。

【予防策】
雑務ゼロを目指すのはおそらく困難。面接で社内SEの仕事内容について逆質問する。あるいは、「どのようなスキルを求めていますか?」という質問を投げかけることで業務内容を探りましょう!

⑤ 人を育てる文化がない

SIerにいた頃は先輩が当たり前のように教えてくれたけど、今の会社は社内SE同士で教え合う文化が希薄でこの先が心配です…

 私自身もSIerで育ててもらったITエンジニアのため、この意見には非常に共感しました。日本のSIerは文系の新卒から育ててくれるので、会社全体に後輩を育てる文化があります。

 一方、社内SEは中途採用で採る会社だと「スキルを持っている人を採る」という前提があるため、社内でじっくり育てようという文化が希薄なケースが多いように思います。あくまでSIerと比べての話ですが。

【予防策】
スキルアップできる場を社外でも見つけておきましょう。「社員を育てるための投資を減らしたい」という時代の流れもあるので、自分のスキルは自分で能動的に身につけたいですね!

⑥ 情報システム部門の人数が少ない

うちの情シスはとにかく人が足りないから毎日残業。定時退社できると思って社内SEに転職したのに…

 社内SEは残業なしでまったり働けるとイメージしている人が多いのですが、会社によっては情報システム部門を最小限に抑えることでコストカットしたいと考えているケースもあります。その結果、一部の社内SEが毎日のように残業してるというわけです。

【予防策】
面接のときに情報システム部門の人数や役割について、聞くようにしましょう。あるいは転職エージェントに確認しておくのも良いでしょう。

転職前の予防策

 この記事では「社内SEへの転職は失敗だった」という経験を持つ人の声を6つ紹介しました。

社内SEへの転職が失敗と感じる理由
  • 社内SEの立場が低く、評価もされにくい
  • 社内の人間関係が固定化されていてうんざり
  • 社内調整ばかり
  • 雑務が多く、身につくスキルもバラバラ
  • 人を育てる文化がない
  • 情報システム部門の人数が少なくて多忙

 では、なぜこのような『転職の失敗』が起きてしまうのでしょうか?ここまで読み進めてくださった方は社内SEへの転職に強い関心を持っている方だと思います。あなたの転職が失敗しないために、つぎのことをぜひ覚えておいてください

社内SEへの転職で失敗する原因!
それは、『社内SEに求められるスキルを理解せずに転職したため』です

会社規模によって必要なスキルは異なる

 社内SEに必要なスキルは情報システム部門がその企業・組織の中でどのような役割を担っているのかによって異なります。逆に言えば、すべてのスキルを有している必要はありません! 例えば、「レガシーな技術か/DXなど新しい技術か」という観点と「大組織か/中小組織か」という観点で分類してみましょう。分類毎で求められる社内SEの役割・ポジションをまとめておきます。

情報システム部門毎に求められるタイプは異なります

① 大組織、かつレガシーな技術
 大組織でレガシーな技術を求めるられる場合、情報システム部門内での役割は細分化されており、外部ベンダーへの委託も多いことから、あなたには管理者としての役割・ポジションを求められることが予想されます。例えば、プロジェクトマネージャやITサービスマネージャのような役割です。

② 中小組織、かつレガシーな技術
 一方、同じレガシーな技術を使っていても中小規模の組織であれば、管理にかかる工数は小さくなる反面、社内SEが少ないため、広い範囲を担当するなんでも屋のような役割を求められることが予想されます。

③ 大組織、かつ新しい技術
 大組織でかつ、技術的には新しいもの、特にDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を担うようなケースであれば、あなたには組織間の利害関係を調整できるような役割・ポジションを求められることが予想されます。

④ 中小組織、かつ新しい技術
 中小規模の組織でDXを進める場合は、基幹となるシステムは既存パッケージやSaaSで十分というケースが多い反面、パッケージに適合しない業務についてはかんたんなツールなら開発できるスキル、プログラミングやマクロツール開発、RPAなどのスキルが求められるでしょう。

求められるスキルが自分とマッチするか?

 志望企業の規模や重視する技術、どの程度外部へ発注しているのかといったポイントを把握することで、あなたのキャリア志向やあなたのスキルとマッチするかを知ることができ、多くの失敗を未然に防ぐことができます。ではどこで志望企業のそのような情報を収集すると良いでしょうか?

 社内SEに関する情報収集で私がいつもおすすめしているのは、社内SEへの転職に特化した転職サービス社内SE転職ナビです。社内SE転職ナビならカジュアル面談で社内SEについて聞いたり、情報収集にも応じてくれますオンライン面談にも対応しているので、転職エージェントに会う時間が限られた場合でも心配がいりません。

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まとめ

 この記事では、「社内SEへの転職で失敗した」という生の声をご紹介しながら、これから社内SEを目指す人に向けて、それぞれの失敗原因と予防策について、現役社内SEの視点で解説しました。紹介した6つの失敗談はどれも「社内SEあるある」だと言えます。このミスマッチを避けるために一番大事なことは「社内SEの仕事内容と求められるスキルを把握すること」です。

 そのためには志望企業の規模や重視する技術、どの程度外部へ発注しているのかといったポイントを把握することが重要です。現役社内SEの私が志望企業について情報を収集するなら、社内SEへの転職に特化した転職サービス社内SE転職ナビを使います。

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