離れて暮らす親の様子が心配な人におすすめのツール&サービス6選!

 離れて暮らす親が心配な方、非常に多いと思います。私も高齢になってきた親の健康や生活が心配な人のうちのひとりです。でも実際にはこんな困りごとを持っているのではないでしょうか?

・心配だからといって、毎日連絡するわけにもいかない
・警備保障会社等の見守りサービスは月額が非常に高い
・親にも嫌がられる

 この記事では、前半で高齢になった親の「怪我や事故を予防するツール」を紹介し、後半に「無料・安価で、プライバシーも守る見守りツール・サービス」を紹介します。

目次

怪我や事故はどこで起こっているのか?

 2019年12月に消費者庁が発表した情報によると、転倒事故の56%が自宅で発生しています。これに道路や交通施設の35%を加えると、なんと9割以上が自宅、または道路や交通施設で転倒していることがわかります。

 また、公益財団法人 長寿科学振興財団の「健康長寿ネット」の高齢者の住宅内の事故によると、65歳以上だと「居室(45.0%)」「階段(18.7%)」「台所・食堂(17.0%)」の順に事故が高いようです。具体的にはどのような事故が起こっているのかも高齢者の住宅内の事故から引用します。

引用:公益財団法人 長寿科学振興財団 健康長寿ネット『高齢者の住宅内の事故』https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/koureisha-sumai/koreisha-jutakunaijiko.html

家の中の危ない場所と対策

 ここまで見てきた事故は、実は同居していても発生してしまうものが多いように思います(あくまで個人的な意見です)。一方、同居していても別居であっても予防できる対策がありそうですので、ここでは『予防』の観点から事故を防ぐために私自身も使っているものを紹介したいと思います。

転倒対策1:電源コードをスッキリ集約して転倒予防

 もっとも事故が多い居室で、転倒の原因となるのは「電源コード」と「じゅうたん・マット」です。私はじゅうたん反対派です。掃除に手間がかかるし、衛生的に保つのに手間もかかります。それなら室温をコントロールする方がよっぽどコスパがいいと考えています。ただ、これは生活様式の中心にソファがあるケースですので、床に座りたいという方には不向きかもしれません。その場合はマットの下に滑り止めが良いでしょう。(これは購入していないので、ホームセンターやAmazonでおすすめの品を買うのがいいでしょう)

 私がおすすめしたいのは電源コード類をスッキリさせる「電源タップ・ケーブルボックス」です。コード類は長さが余った状態にしていると、それにつまずいてしまう要因となるので、私の場合、長さ調節をして収納ボックスからは一直線に伸ばすようにしています。

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・少し大きめの Lサイズ があり、長さの余ったコードを丸めて収納できる。
・コードの差込口が上下左右にあるので、コードを一直線に配線できる。

転倒対策2:足元灯で夜のトイレを安全に

 同様に、夜中に廊下や階段の移動で転倒しないよう、足元灯もおすすめです。足元灯を購入するときに気をつけたいのは、「人感センサー付きか」「明るすぎないか」「停電時にオンになるか」です。

 常時オンだと電気代がもったいないからといって、結局点灯しないままということになりかねませんので、必要なときだけ点灯する人感センサーが必須です。さらに、明るすぎると夜中トイレに行くのにぱっちりと目が覚めてしまうのでおすすめできません。

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停電時、自動的に点灯することで非常灯の役割を果たしてくれる!

転倒対策3:電球交換をさせない(LED照明への切り替え)

 つぎに私がおすすめしたいのは、高齢の親には電球交換をさせないということです。比較的新しい住宅の場合、もとからLED電球という場合がありますが、まだまだ白熱電球というご家庭は多いようです。LEDのメリットはなんといっても寿命の長さです。白熱電球が1,000〜2,000時間なのに対して、LED電球の寿命は40,000時間と言われています。毎日10時間使ったとしても10年以上交換が不要になる計算です。

 その中でも私がアイリスオーヤマのLED電球をおすすめする理由は2つ!「安価」「保証付き」という点です。以前はPanasonicのものを購入していましたが、試しにこれを購入してからは愛用しています。値段が1/2程度(タイムセール時)なのに、品質に差を感じないんです。私はハズレを引いたことがありませんが、その場合でも5年間の保証がついているので安心して購入できます。

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・値段がその他の電機メーカーと比較して安価
・5年間の保証付き

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 ここまで転倒・転落につながる事故の予防について説明しました。これ以外にも夏の熱中症や冬のヒートショックといった事故にも備えたいですね。これについては後日、別の記事でご紹介します。

遠くから見守るツール・サービス

見守りとプライバシー・コストの問題

 離れて暮らす親を遠くから「見守る」ときに注意したいのは「プライバシー」の問題です。極端な例ですが、「心配だから部屋の中にオンラインカメラを設置する」という場合、体調を崩していないか、ひとりで倒れていないかについてはカメラ越しに確認できますが、写される親のプライバシーが守られているとは言えません。

 一方、プライバシーに配慮して「週に一度の電話」だけだと、いざというときに異変に気づいてあげることができず、見守っているとは言えないでしょう。

 今回、紹介するツールやサービスは「プライバシーに配慮しつつ、最低限の見守り(安否確認)ができる」というものを紹介したいと思います。各家庭で「プライバシー」と「見守り」の度合いについて話し合う時間をもってから導入されることをおすすめします。

 また、見守りにかかる費用についても、予算は人それぞれですが、今後さらに年齢を重ねることを考慮すると、はじめは安価なもの、できることなら無料のものを選択したいですね。この点についても配慮しながらツール・サービスをご紹介します。

見守りツール・サービス利用時のポイント
・プライバシーに適度に配慮する。
・プライバシーと見守りの度合いについて、親と話し合ってからツール・サービスを決める。
・見守りに必要な予算は人それぞれ。ここでは安価・無料のものを選択する。

工事一切不要!電球を交換だけでオン・オフをメール通知する『HelloLight』

 はじめに紹介するのは、電球を取り付けるだけで、そのオン・オフを知らせてくれる『HelloLight』です。

HelloLight

 HelloLight は工事不要、ネットワーク不要(Wi-Fiも不要。携帯電話等が使う公衆回線用のSIM内蔵)で、今までの電球をこの HelloLight に交換するだけです。設置すると、24時間ライトがオフのまま、あるいはオンのままだと、あなたのもとにメールが自動的に送信されます。本体は約10,000円と少し高価ですが、ライト自体がLEDなので長期間使えることと、公衆回線を使うSIMが内蔵されているのでインターネットを使わないような高齢の方の自宅でも問題なく使える点を考慮すると、コスパは非常に高いと言えます。

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 プランはつぎの2つ用意されています。ベーシックプランは月額150円、スタンダードプラン(オン・オフを即時LINE通知)は月額450円と非常に比較的安価です。

引用:HelloLight 公式パンフレット
https://hellolight.jp/pamphlet/hellolight_pamphlet.pdf?ts=2020041401

ガスの利用状況を毎日メール通知する

 同じようなサービスで、ガスの利用状況を毎日定刻にメールで通知してくれるサービスもあります。ガス会社自体もこのようなサービスを提供していますが、NTTテレコンが提供するサービス「あんしんテレちゃん」が一番有名だと思います。

あんしんテレちゃん

IFTTTでエアコンつけたらLINE通知(しかも無料!)

 ここから先に紹介する2つのサービスはいずれも無料ですが、見守られる側(親)がスマホを持っていることを前提にしています。

IFTTT(イフト)って何ができるの?

 「IFTTT」(イフト)を使えば、「親が帰宅したら(スマホで検知)」や「テレビをオンにしたら(スマートリモコンで検知)」といったタイミングで、LINEに通知したりGoogle のスプレッドシート(Excel のような表)に記録するアプリ(WEBサービス)です。

 IFTTTとは、「IF This Then That」の略で、その名のとおり「もしも、○○したとき、××をする」を登録できる無料のサービスです。例えば、上のような見守りだと、つぎのように登録します。

例1

IF This = 親のスマホ(GPS)が自宅付近に帰ってきたら
Then That = LINEで私にメッセージが届く

例2

IF This = 親がスマートリモコンでテレビをオンにしたら
Then That = 私のGoogleのスプレッドシートに記録する

「親が自宅付近に帰ってきたら、あなたにLINEメッセージ」を登録しよう

 では、ここから [例1] 親のスマホが自宅付近に帰ってきたら、LINE であなたに通知が送信される(正確には、あなたを含むLINEグループに親から自動的にLINEメッセージが送信される)という内容で登録してみましょう!

ここから先は、見守られる側(親)のスマホで操作します。

 はじめてIFTTTを使う場合は、まずはアカウントを作成します。以下のURLにログインして、[Sign up] をクリックします。IFTTT アカウントは Google や Apple、Facebook のアカウントでログインすることで作成できます。

IFTTT

 続いて、AppStore や Google Playから「IFTTT」アプリをダウンロードします。

 IFTTTアプリを起動して、[Get more] をタップします。続いて、検索バーに「Location」を入力して、[Location] アイコンを選択します。Location は LINE とつなげて使われることが多いため、候補に「Location works better with LINE」が表示されていますので、これをタップします。

 そうすると、すでに他の人が作った「Send Line Message on Entering a Location(この場所に入ったら、LINEでメッセージを送信する)」がありますので、これをタップして、[Connect] をタップします。

 詳しい説明は数の破線部分に書いてありますが、ここでは割愛します。気にせず進めましょう。

 ここからは具体的に、「どこ」に帰ってきたら、「どのLINEグループへメッセージを送るのか」を設定します。

 まずは「どこ」を設定します。「You enter an area」内の [When you enter this area] の黒い円をタップして、地図上から見守られる側(親)の自宅を選択しましょう。ここでは例として東京駅を指定しました。ご自宅の場合、あまりに広範囲を指定すると帰宅する手前でLINEメッセージが送信されてしまいますし、あまりに狭い範囲を指定すると外出してもいないのに、GPSの誤差で外出したかのように扱われてしまいますので、適度な広さを指定するのがコツです。

 続いて、[Message] で自動送信されるメッセージを決めましょう。「ただいまー!」で十分かと思います。[Recipient] でメッセージの送信先を決定します。あなたと見守られる側(親)が入っているグループを指定するのが良いでしょう。

最後に

 いかがだったでしょうか?離れて暮らす親のことは、いつでも心配ですよね。怪我や事故を予防する、検知するために親と話し合ったうえで、今回ご紹介したツールやサービスを検討してみてはいかがでしょうか?

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