Web系フロントエンドエンジニアへの転職にSIer出身が有利な3つの理由

Web系フロントエンドエンジニアへの転職

 クリエイティブな仕事や経営課題を解決するような仕事を目指してSIerに入社したエンジニアの中には「こんな地味で、顧客や上司の細かい指示に従う仕事は想像していなかった」という方も多いのではないでしょうか?この記事では、SIer出身の強みを活かしてWeb系フロントエンドエンジニアへの転職について説明します。

この記事でわかること

・Web系フロントエンドエンジニアの仕事
・転職でSIer出身者が有利な理由
・Web系フロントエンドエンジニアの転職先を探すポイント

ブログ管理者の転職プロフィール
  • 文系大卒業後、国内大手SIerに就職
  • プロジェクトマネージャ&ソフトウェアエンジニア
  • その後、MBAでマネジメントやHR領域を学ぶ
  • 35歳をすぎてから大学の情報システム部門へ転職(競争倍率 約200倍)
  • 情報システム部門の中途採用者の書類選考、面接を担当
目次

SIerに不満で転職を考えているエンジニアは多い

 システムインテグレーター(いわゆるSIer)に勤めるエンジニアからは次のような不満が生まれやすいと言えます。

大規模プロジェクトはチーム内で分業が進んでいて、自分の担当する範囲は全体のごく一部つぶしが効かなくなりそうで、将来が不安…。

守秘義務で自分の仕事が世に知られることはない

進捗管理や品質管理など、とにかく管理、管理、管理… 動くものを作りたくてエンジニアになったのに、先輩はExcelとPowerpointしか使ってない

私もSIer出身。社会を支える大事な仕事だけど、不満の声にも納得。
不満の解決策の1つが『Web系フロントエンドエンジニア』なんです。

 SIerでの不安や不満を解決するWeb系フロントエンドエンジニアの求人情報は『マイナビクリエイター』に多数あります。この記事の最後で『マイナビクリエイター』に無料登録するメリットも紹介します。

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Web系フロントエンドエンジニアとは

フロントエンドとは

 Web制作における『フロントエンド』とは、ユーザーから見えるWebブラウザ側を指します。Webブラウザのメニュー構成やデザインや情報項目、画面遷移などがこれに含まれます。

 一方、『バックエンド』はユーザーから見えない部分の処理を指します。具体的にはフロントエンドからのリクエストされたサーバー側の処理を指します。

フロントエンドエンジニアの仕事内容

 フロントエンドエンジニアの仕事は会社によって異なることが多いので注意が必要ですが、主に次のような内容です。

フロントエンドエンジニアの仕事内容
  • 画面構成の設計
  • PHPなど動的なページの設計/実装
  • HTML+CSS+Javascriptの実装
  • SEO対策
  • フロントエンドでは処理できない内容をバックエンドエンジニアと協議する
  • デザインはWebデザイナーと協業する

フロントエンドエンジニアの年収

 転職サイトで求人情報を見ていると、フロントエンドエンジニアの年収は約500万円が相場と思われます。会社規模や年齢によっても異なりますが、総じてSIerよりは低く設定されているようです。

 一方、Web系エンジニアでも一般消費者向けのサービスを展開している大手Web系企業の年収は上記よりも高く、SIerと比較して遜色ないケースが多々あります。

フロントエンドエンジニアのやりがい

 年収は低めに設定されていますが、求人情報で目立つのは『裁量がある』という点です。例えば、「顧客との折衝を含めてお任せする」「新しい技術要素の採用をお任せする」といった内容です。

 つまり、SIerでやりがいを感じない方の根本的な理由が「仕事が分業されすぎてつまらない」「新しい技術が学べない」「今後のキャリアが不安」にある場合、フロントエンドエンジニアは解決策になりうると言えるのです。 

SIer出身が有利な3つの理由

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理由① 技術の基礎しっかりしている

 Web制作の現場は、SIerのような大規模なプロジェクトはごく一部であり、ほとんどが少人数のプロジェクトチームです。その結果、フロントエンドエンジニアにはフルスタックエンジニア(つまり、フロントもバックも技術に関わることすべてを担当すること)のスキルが期待されます。Web系に新卒で入ったエンジニアがイチからフルスタックエンジニアになるには時間も教育費用もかかってしまいます。

 一方、SIer出身のエンジニアはサーバやブラウザ、ネットワークやセキュリティといった幅広い分野の知識を広く持っていることが多いのです。これは情報系の大学出身だったり、新人教育が充実しているためかもしれません。また、さまざまなプロジェクトを渡り歩いた経験があることも基礎力アップにつながります。基礎レベルの技術力があるというのは転職のときに大きな強みになります。

理由② 要件定義ができるエンジニアは顧客折衝能力が高い

 Web制作において、顧客との折衝はWebディレクターだけの仕事ではありません。フロントエンドエンジニアにもその役割が期待されます。ではフロントエンドエンジニアには、次のどちらのキャリアが期待できますか?

  • Aさんのキャリア: HTMLやCSSのコーディングをやってきた
  • Bさんのキャリア: 顧客のニーズを聞き出し、整理して仕様を決めてきた

 即戦力としてはAさんでしょう。明日からでも仕事をしてくれそうです。一方、ここからWebディレクターとして仕事を探し出してきてくれるかは未知数ですね。一方、Bさんはどうでしょうか?Webに関する実装の技術は独学レベルであったとしても、顧客とうまく付き合っていくことで次の仕事も引き出せそうです。

 SIerでは日常的に行われている「要件定義」というスキルは、ヒアリング能力、情報整理能力、図解力、顧客折衝力といった複数のスキルの集合体であり、伝え方によっては非常に高く評価されます。

理由③ プロジェクトマネジメント能力が高い

 Web系はプロジェクト規模が比較的小さいとはいえ、関係者は多く、納期も短いため、プロジェクトマネジメントの能力が求められます。しかし、プロジェクトマネージャのスキルの習得は、技術的な基礎スキルの習得より時間とコストがかかります。フロントエンドエンジニアとして転職する場合に「チームマネジメントの経験があります」と言えると、将来性が期待できるため、大きな強みになります。

あなたのスキルを証明するには

 あなたがSIerからWeb系フロントエンドエンジニアへの転職を検討されている場合、志望企業があなたに抱く懸念点のうち、一番大きな懸念は…

SIer出身だから基礎レベルは高そうだな。
でも、この人、手は動くのか?

 Web系の企業は現物で確認することに慣れています。一方、あなたはSIerで「こんな仕事をしてました」「こんな技術も大丈夫です」と言っても、現物を見せることができません。なぜなら、ほとんどの案件が守秘義務や権利の問題で、持ち出すことは禁じられているからです。

 あなたのスキルを証明するために、最も確実な方法は「自分でWebサービスやWebサイトを制作する」ことです。もちろん時間とわずかなコストはかかりますが、現物で証明できれば、条件の良い企業が採用してくれる可能性がかなり高まります

術的な基礎知識」+「マネジメント」+「手も動く」 = 最強

多くの人に使ってもらえそうなWebサービスを作ってみました!
企画からデザイン、設計・コーディングして、AWSのサーバ構築まで全部自分でやりました

幅広い知識と実践力で、圧倒的に採用したい!

知人の飲食店の販売促進のためにWebサイトを構築、SEOに注力してみました。LINE@ や Instagram を使って増益にもつながりました

Webサイトは洗練されてないけど、地域で上位表示させたSEOはすばらしい。マーケティングまで考えられる人材は貴重!

転職先を探すときの注意点とおすすめサイト

ITエンジニア職より「クリエイティブ職」で探す

 具体的にWeb系フロントエンドエンジニアの転職先を探そうと転職サイトや転職エージェントサイトで案件を検索するときに、入り口は大きく分けて2つあります。「ITエンジニア>WEB系エンジニア」か「クリエイティブ>WEB系エンジニア」かの2択です。

 具体的に2つを比べてみましたが、冒頭の「不満」を解決するような「現物主義」「裁量の範囲が広い」「新しい技術を使う」ような案件は後者、つまり「クリエイティブ>WEB系エンジニア」に多くおすすめです。

おすすめは『マイナビクリエイター』

 リクナビ、@Typeなど大手の転職サイトにはWeb系エンジニアの転職案件であるにも関わらず、いわゆる業務系システムのフロントエンドエンジニアの募集案件が多数あります。つまり、「Web系エンジニア」で検索しているにも関わらず、この記事をここまで読み進めてくださった方にはマッチしない案件です。一方、最もマッチすると思われるのは『マイナビクリエイターです。

 『マイナビクリエイター』はWeb系やゲーム系のクリエイティブ職からディレクター、エンジニアまでをカバーしており、この記事で紹介してきたWeb系フロントエンドエンジニアやフルスタックエンジニアの転職を目指すのに適した採用案件が多くありました

 例えば、次のような条件で検索すると、約1,300件の求人情報がヒットしました。

検索結果の中には、こんな魅力的な案件がありました
・マネーフォワードクラウドのフロントエンドエンジニア/UI
・急成長クラウドサービスのWebマーケティング
・オウンドメディア戦略設計・企画
・自社プロダクト(SaaS)上場企業のSNS広告プランナー

 申し込み(かんたん2分は無料で、登録後はキャリアアドバイザーによる紹介や履歴書の添削、面接対策、企業への推薦状作成などのサポートがすべて無料で受けられます。

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マイナビクリエイターの2大特典(無料)

特典① セミナーへの無料参加

 マイナビクリエイターでは無料のセミナーを開催しています。Web業界やクリエイター業界についての話題や、転職のための準備、面接でどこを見られているのかといった内容のイベントが多数開催されています。

特典② ポートフォリオが無料で作成できる

 マイナビクリエイターはポートフォリオ*の作成についてもサポートしています。クリエイターのポートフォリオとエンジニアのポートフォリオは違います。また、志望企業に合わせたポートフォリオを作成する必要がありますが、マイナビクリエイターにはポートフォリオ作成サービス『MATCH BOX』を無料提供しており、さらに作成のためのノウハウコンテンツが多数あります。

*ポートフォリオ…
転職活動で自分が過去にどのようなキャリアを歩み、どのようなWebサービス、著作物などに関わってきたのかをA4一枚程度に記したもの。

まとめ

 いかがだったでしょうか?この記事では、現在SIerに所属しながらキャリアに不安を抱えたり、仕事内容に不満を抱えている方に向けて、Web系フロントエンドエンジニアへの転職が解決策の1つとなることをご紹介してきました。

 SIerでエンジニアとしての基礎を身につけたうえで、要件定義やプロジェクトマネジメントを経験している場合、それはWeb系フロントエンドエンジニアへの転職で大きな強みになります。さらに、プライベートの時間でWebサービスやWebサイトの企画、デザイン、開発や運用を経験していると、志望企業に採用される可能性が高まります

 Web系フロントエンドエンジニアの求人情報は星の数ほどありますが、その中でもこの記事では『マイナビクリエイター』をおすすめしました。SIerでの不安や不満を解決するような案件が多数あり、無料登録することでポートフォリオ作成やセミナーへの参加、キャリアアドバイザーによるサポートなど、充実したサービスを受けることができます

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