未経験30代からITエンジニアになれる?将来性、メリット、向いている人を解説!

未経験からITエンジニアへ転職

未経験でもITエンジニアに転職できるの?

もちろんなれます。私も文系卒でSIerに入社しました。

 この記事では、未経験からITエンジニアへの転職を考える方に向けて、将来性やメリット、ITエンジニアに向いている人の特徴を現役ITエンジニアである私が解説します。続編の記事『未経験からITエンジニアになれる?おすすめの言語、独学方法、転職の流れを解説!』ではどのようなステップで未経験からITエンジニアへ転職していくべきか、その準備やスキル習得のステップについて解説します。

この記事でわかること
  • ITエンジニアって将来性はあるの?
  • ITエンジニアになるとどんなメリットがあるの?
  • ITエンジニアにはどんな人が向いているの?
ブログ管理者の転職プロフィール
  • 文系大卒業後、国内大手SIerに就職
  • プロジェクトマネージャ&ソフトウェアエンジニア
  • その後、MBAでマネジメントやHR領域を学ぶ
  • 35歳をすぎてから大学の情報システム部門へ転職(競争倍率 約200倍)
  • 情報システム部門の中途採用者の書類選考、面接を担当
目次

ITエンジニアの将来性

 ITエンジニアの人材需要は年々高まっています。経済産業省から調査を委託されたみずほ情報総研は「今後のIT需要にも依るが、2030年には最大で79万人のIT人材が不足する」と予測しています。将来に渡って人材の需要が見込まれています。

 さらに、システムエンジニアの平均年収は約550万円で、日本のサラリーマン全体の平均年収約400万円と比較して100万円以上高い状況です。

ITエンジニアになることのメリット

 実際にITエンジニアとして働くメリットは人によって異なる部分があります。例えば、「服装が自由」というのは人によって関心事ではありません。でも、次のような点は誰もがメリットと感じられるものです。

ITエンジニアになることのメリット
  • 他社でも通用する技術が身について転職しやすい
  • リモートワークしやすい
  • フリーランスなら自分に合った労働条件も可

ITエンジニアはどんな人が向いている?

 年収が平均以上で、人材が枯渇していて、メリットの多いITエンジニアですが、転職には『壁』があります。それは「未経験だと転職しにくい」という点です。その壁の超え方については次のブロックで説明します。

 ここでは『壁を超えやすい人の特徴』について現役ITエンジニアの視点で説明したいと思います。

なぜ、私が向いている人の特徴を語れるのか?

 私はこれまでSIerで100名以上の新人教育に関わり、1,000名以上のITエンジニアと仕事をしてきました。大学の情報システム部門に転職後はさらに増えています。特に開発リーダーやプロジェクトマネージャになってからはプロジェクトメンバーの選定において多くのITエンジニアに会ってきました。その経験から「高い学習効率」や「圧倒的な成果」をあげる人に共通する特徴があると考えています。

 高い学習効率や圧倒的な成果をあげることができることは「ITエンジニアに向いている」とほぼ同義と言えるのではないでしょうか?

一言で表わせば「センス」がある…

 身も蓋もない話ですが、ITエンジニアに向いている人には私を含めた平均的なITエンジニアから見ればすぐにわかる『センス』があります。これまで入社時点でプログラミングなんてやったことがない新人さんや他業種からITエンジニアに転職した人に多数会いましたが、この『センス』がある人はあっという間にスキルを身につけて一人前になります

 この「ITエンジニアに向いている人が共通して持っているセンス」を5つの要素に分解して解説します。もちろんセンスにはこれ以外にも「傾聴力」「ストレス耐性」などの要素も含まれるでしょうが、決して外すことのできない要素と考えてください。

ITエンジニアに必要な要素① 新しいものへの関心

 ITエンジニアに向いている人に共通する特徴の1つ目は「新しいものへの抵抗感がなく、むしろ関心がある」という点です。開発プロジェクトにおいてすべての技術的要素を知り尽くしているという状況は非常にまれです。初めて使う技術、言語、使い方、といったものが必ずあります。

 この特徴を持っている人は「困ったときにどのように調べたらいいか」を知っています。そうやって壁を超えていくのですが、周囲から見ると楽しんでいるかのようにさえ見えます

ITエンジニアに必要な要素② 縦横とのコミュニケーション

 ITエンジニアに向いている人に共通する特徴に「優れたコミュニケーション力」があります。これは「説明がうまい」「外交的である」といったことではありません。プロジェクトチームの中で役割上の上下のメンバーに必要な事項を、必要なタイミングで共有できる力であると私は考えています。

 さらに、ITエンジニアに向いている人は横のつながりもあります。これは部署やプロジェクト内部ではなく、隣の部署、隣の会社、同じプログラム言語を学ぶコミュニティとのつながりです。こういった横とのゆるい、ゆるやかな関係性から刺激をうまく受けることで学習を継続しているのです。

ITエンジニアに必要な要素③ ロジカルに考える力

 ITエンジニアに向いている人に共通する特徴に「ロジカルに考える力」があります。プログラミングしたり、そのための設計をしたりするとき、ITエンジニアが行っているのは「ロジックの構築」です。ここでロジカルに考える力が必要になります。


「AになったらBのように動作する」とプログラミングする場合、ロジカルに考える人は合わせて次のようなこともプログラミングします。
・Aにならなかった場合にどうするか
・Bの動作がうまくいかなかったらどうするか

 なお、ロジカルに考える力に理系文系はまったくと言っていいほど関係ありません。例えば、文系出身でロジカルな職種には、弁護士や銀行員などがいます。

ITエンジニアに必要な要素④ 「楽をしたい」という思考

 意外かもしれませんが、ITエンジニアに向いている人は新しい物事への関心が強い反面、既存の知識でできる仕事は「なるべく楽をしたい」と考える傾向があります。「手を抜く」ではなく「自動化しよう」「省略しても問題ない仕組みにしよう」と考えるのです。

 この思考がないと、いつまで経っても同じ仕事に同じ生産性で取り組むことになり、ITエンジニアとして必要な「仕事を通じたチャレンジ」に出会うことができません。優れたITエンジニアは自分の作業を自動化するためのツールを開発して、それを必要な人に無償で配って、フィードバックをもらって改善するということを自然に行っています。

ITエンジニアに必要な要素⑤ 集中力と継続力

 ITエンジニアに向いている人はここぞというときに高い集中力を発揮します。集中力は生産性に強く関わるため、学習においても仕事においても成果にも直結します。没頭できる人はITエンジニアに向いていると言えるでしょう。

 一方、高い集中力は長期間維持するのは簡単なことではありません。周囲から見ると、優秀なITエンジニアは継続可能なレベルで集中力を高めたり、集中と緩和をうまくサイクルさせているように見えます。

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 ここまで優れたITエンジニアに共通する特徴を解説しました。では、未経験であるあなたの特性はITエンジニアに適しているのでしょうか?

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