基本情報技術者(FE)試験の午前免除制度とは?メリット・デメリット、合格率93%のおすすめ講座を解説!

基本情報技術者(FE)試験の午前免除とは?メリット・デメリット、おすすめ講座を解説!

 基本情報技術者試験(FE)試験に合格するためには、午前・午後とも各60点以上をとる必要があります。でも午前試験に免除制度があることをご存知ですか?

 この記事では基本情報技術者(FE)試験の免除制度、そのメリット・デメリット、免除制度をおすすめしたいタイプの方について解説します

この記事をおすすめする方
  • 基本情報技術者試験の合格率を1%でも高めたい方
  • 過去に午前試験で不合格になったことがある方
  • 社会人で試験対策費用に少し余裕がある方
  • 短期集中対策より、細く長い対策を計画したい方
この記事の信頼性
  • 文系大学を卒業後、日系大手SIerに就職
  • 入社1年目にイチから勉強して基本情報技術者を取得
  • 応用情報、プロジェクトマネージャ等の高度試験、PMPに合格
  • SIerで新人教育カリキュラム企画・運用を担当(100名以上を担当)
  • 35歳をすぎて大学でシステム戦略、プロジェクトマネジメント担当
目次

午前試験の免除制度について

免除制度とは

  基本情報技術者試験は午前・午後の試験で構成されますが、午前試験には免除制度があります。

 午前試験の免除を受けるためには、情報処理推進機構(IPA)が認定した講座または構造改革特区として国が認定した講座を修了したうえで、IPAが提供あるいは審査した問題により修了試験に合格する必要があります。これによって1年間の午前試験免除が与えられます。

 基本情報技術者試験は毎年度上期・下期に開催されますが、それぞれ各2回この午前免除の修了試験が開催されます。2回のうちどちらかに合格できれば、講座の修了から1年間は午前試験が免除されます。

午前免除に必要なこと
  • 情報処理推進機構(IPA)が認定する講座を受講・修了する
  • 修了試験に合格する

免除制度の概要

 修了試験の概要は以下のとおりです。

日程(修了期日)6月、7、12、1月
試験時間150分
出題形式四肢択一
出題数80問
試験範囲基本情報技術者試験の午前同様
合格基準60点以上

80問で合格基準が60点って本番と同じだよね。全然ハードル下がってないじゃん

免除試験の問題は95%程度が基本情報技術者試験の過去問と言われているんだ。本番は50%程度が流用と言われているから、難易度はぐっと下がりますよ。

過去問と解答は情報処理推進機構(IPA)の公式WEBからPDFでダウンロードできます。

情報処理技術者試験「過去問題・解答例

免除制度の注意点

 免除制度利用にあたっては以下の点に注意しましょう。

注意点
  • 有効期限は講座の修了から1年間
  • 本試験の出願時に申請が必要

免除制度のメリット・デメリット

メリット

 免除制度を利用するメリットは以下のとおりです。

1. 本試験で午後対策に集中できる
2. 本番の午前試験より難易度が低い(過去問題の流用率が95%程度と言われている)
3. 午前問題を受けるチャンスが修了試験2回+本試験1回=計3回になる

デメリット

 免除制度を利用するデメリットは以下のとおりです。

1. 費用が高い(概ね25,000円〜35,000円程度)
2. 試験対策の期間が長くなる(例 6月に免除試験、10月に本試験を受ける)
3. 受験会場が限られる

結論!免除制度をおすすめする人

 以下の条件に1つでも合致する人は午前免除制度を利用するメリットがあります。

午前免除制度がおすすめの人

結論!

  • 会社や転職の都合で絶対に合格しなければいけない人
  • 数万円程度ならお金に余裕があって、少しでも合格率をアップさせたい人
  • 過去に午前試験が理由で落ちた経験がある人
  • 本番の試験で午後試験に集中したい人
  • 短期決戦より長期戦の方が得意な人

おすすめの午前免除講座

 おすすめの午前免除講座について、「免除試験の合格率」「試験会場」「価格」で比較しました。(合格率は2020年7月ならびに2020年10月の実績として各社公式WEBで公表されている数字を掲載しています)

 このあとにおすすめのコースをご紹介します。

Noスクール名免除試験の合格率試験会場価格(税込)
No.1Biz Learn93.3% *1東京・大阪36,300円
No.2資格の大原84.9% *2全国31箇所27,500円
No.3iTEC78.5% *2東京・大阪・名古屋24,000円
*1…2020年7月実績 / *2…2020年10月実績

おすすめは『Biz Learn』(首都圏・関西圏のみ)

 わたしがおすすめするのは『Biz Learn』です。その理由はつぎの2点です。

Biz Learnがおすすめの理由
  • 午前免除試験の合格率が高い
  • 本試験の総合対策コースのため午後対策も受けられる

合格率が高い
 他のスクールが70〜80%台であるのに対して、Biz Learnの合格率は93.3%と高い確率で合格できます。IPA本番試験の午前試験は40〜50%ですので、その高さが際立ちます。「絶対に合格したい!」「2〜3万円のお金をかけてでも合格したい!」とお考えであれば、他2つのスクールより1万円高いのですが、合格率の高いBiz Learnは最良の選択だと言えます。

総合対策コースである
 Biz Learnは「午前免除」だけでなく「本番試験の総合対策コース」です。講座の内容には午後対策が含まれるので1万円高いのはそのためです。また、他のスクールだと総合対策コースは9万円台ですし、午後対策だけで2万円程度するものもあります。

 最悪のシナリオは午前免除試験に合格できないケースです。なぜなら、そこから本試験に向けて短い期間で午前・午後の両方の対策をする必要があるからです。このシナリオを避けるためには、「もっとも合格率の高い」「万が一に備えて午後対策も含まれる」Biz Learnをわたしはおすすめします

\ いまならオンライン教材動画をサンプル視聴可! /

首都圏・関西圏以外なら『資格の大原』

 『資格の大原』は午前免除試験の合格率が84.9%とBiz Learnより低くなりますが、全国31箇所の会場で午前免除試験を受験できるのが強みです

免除試験を受験可能な会場(2021年9月 公式WEB掲載情報)

札幌校 / 函館校 / 盛岡校 / 東京水道橋校 / 池袋校 / 町田校 / 立川校 / 横浜校 / 津田沼校 / 柏校 / 水戸校 / 大宮校 / 宇都宮校 / 高崎校 / 甲府校 / 長野校 / 松本校 / 静岡校 / 名古屋校 / 金沢校 / 福井校 / 難波校 / 神戸校 / 京都校 / 和歌山校 / 姫路校 / 岡山校 / 福岡校 / 小倉校 / 大分校 / 熊本校

\ 全国31会場で免除試験を受験可 /

まとめ

 いかがだったでしょうか。この記事では基本情報技術者試験の午前免除制度の解説とおすすめスクールをご紹介しました。

 基本情報技術者はこれからITエンジニアのキャリアをスタートさせる、あるいはスタートして間もない20代の方にピッタリの資格です。その基本情報技術者試験は午前免除制度を活用することで、ぐっと合格率をアップさせることができます

午前免除制度がおすすめの人

結論!午前免除すべき人!

  • 会社や転職の都合で絶対に合格しなければいけない人
  • 数万円程度ならお金に余裕があって、少しでも合格率をアップさせたい人
  • 過去に午前試験が理由で落ちた経験がある人
  • 本番の試験で午後試験に集中したい人
  • 短期決戦より長期戦の方が得意な人

 午前免除制度を利用するには、対応した講座を開講しているスクールを選ぶ必要があります。わたしがおすすめするコースはBiz Learnの『基本情報技術者試験対策eラーニング(午前免除制度対応)』です。その理由はつぎの2点です。

Biz Learnがおすすめの理由
  • 午前免除試験の合格率が高い
  • 本試験の総合対策コースのため午後対策も受けられる

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 試験対策に関する記事は『はじめての基本情報技術者(FE)試験の2ヶ月勉強法を徹底解説!』でしっかりと解説していますので、こちらもぜひご覧ください。

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