テレワークで正当に人事評価されるための3つのポイント

 テレワーク中にサボっていると疑われた(あるいは疑われているのではないかと心配)という経験、あるのではないでしょうか?

 テレワークに慣れていない会社であっても、人事評価の時期を迎えます。もしもあなたがサボっていると思われたまま人事評価されてしまうのは非常にまずい状態です。でも『テレワークはサボっていると思われる』ことを前提にして、正しく人事評価されるよう工夫が必要です。この記事では、正しく人事評価されるための工夫・テクニックについてご紹介します。

この記事をおすすめする人
  • テレワークで正しく評価されていないと不満を持っている人
  • テレワークでサボっていると思われていそうでモヤモヤしている人
目次

上司もリモートワーク環境下での評価方法に悩んでいる

 あなたが上司に評価されるためのアクションのヒントは「上司も人事評価に悩んでいる」という点に隠されています

 「あしたのチーム」が実施した調査によると、週に1日以上テレワークする部下を持つ管理職の 73.7% が人事評価を「オフィス出社時と比べて難しい」と回答している

 その理由は以下のとおりです。

1位 勤務態度が見えないから(72.6%)

2位 成果につながる行動(アクション数、内容等)を細かく把握しづらいから(67.1%)

3位 勤務時間を正確に把握しづらいから(45.2%)

あしたのチーム「テレワークと人事評価に関する調査」 https://www.ashita-team.com/news/20200420-2/

 このことから、日本の会社においては「仕事のプロセス」や「仕事への姿勢」が人事評価に強く反映されるのです。しかしテレワークではプロセスや姿勢が見えにくく、その結果、管理職は部下の人事評価に悩んでいると言えそうです。

 一方、「テレワークを取り入れたら人事評価も成果主義にすべきだろう!」というご意見があります。この指摘はごもっとも。ただ、仕事の結果や成果を人事評価に強く反映することの弊害については、これまでも過去に日本企業が痛い目にあってきた経緯があります。「成果を公平に定義できない」「成果中心で評価すると社員が協力し合わない」といった問題です。

 その結果、テレワークでは仕事のプロセスや仕事への姿勢が見えにくい状態であるにも関わらず、人事評価の基準は従来のままで部下の人事評価に悩む管理職があちこちに発生しているのです。

正当に人事評価されるために押さえたいのは3つのポイント

 この状況において、あなたが正しく評価されるためには「テレワークでも仕事のプロセスや仕事への姿勢を可視化する」ことが求められると言えそうです。具体的には以下のようなアクションです。

テレワークで仕事のプロセスや仕事への姿勢を可視化するポイント
・オフィスワーク(現地出勤)したときに段取りを合意する
・スケジュールを公開する
・いつでも状況報告できる準備をしておく

 なお、テレワークすることで、同僚や上司に迷惑をかけないのは大前提となりますので、この記事では取り扱いません。こういった大前提となるマナーを守ったうえで、あなたの仕事への取り組みが「正しく」評価されるためのポイントです。

ポイント1 オフィスワーク(現地出勤)したときに段取りを同意しよう 

オフィスに出勤した時にコミュニケーションを取り、段取りを決定しましょう

 リモートワーカーも毎日自宅で仕事するわけではなく、オフィスへ出勤するときがあるでしょう。そのときの過ごし方がポイントの1つ目です。

 現在取り組んでいる仕事について、オフィスワークのときに関係者や上司と段取りをしっかりと合意しましょう。必要な人に会えるなら会って、仕事のスケジュールや段取り、重要な課題点について認識を合わせます。そして、それをドキュメントに落とし込み、進め方を合意しましょう

 本質的には、テレワークでもできる内容と言えなくもありませんが、「あなたのチーム」が実施した調査によると、管理職の 30.6% が「人とのコミュニケーションがなくさみしい」と感じており、テレワークではこのような段取りやコミュニケーションはオフィスワークの頃とテレワークでは伝わり方が異なっているのかもしれません。「段取りにおいて、課題に対してどの程度不安を感じているのかを知りたい」と感じている管理職も、テレワークでは部下からの報告ではその程度が把握できない、と感じているかもしれません。

 あるいは、単純に上司はあなたが元気に仕事をしているのかどうか、心身の健康を心配しているのかもしれません。テレワークで伝わりにくい部分をオフィスワークのときに上司とのコミュニケーションで伝える・聴くことが重要なポイントの1つ目です。

ポイント2 あなたのスケジュールを公開しよう

自分のスケジュールは積極的に公開しましょう

 あなたがテレワークしていても正しく人事評価されるための2つ目のポイントは「あなたのスケジュールを公開する」ことです。

 会社によっては、そもそもサイボウズや Google Workspace といったグループウェアでスケジュールを共有していることが多いと思いますが、テレワーク時にはより積極的にスケジュールを公開しましょう。

 オフィスワークのときは会議や来客、外出といったスケジュールのみを登録していて、作業時間のスケジュールは公開していないことが多いはずです。テレワークでもテレビ会議があればスケジュールを登録するでしょうが、上司から見えないのはあなたの作業時間です。であれば、作業時間も何をする時間なのかをスケジュールに登録しておくのが良いでしょう。

 例えば、「●●株式会社様向け 提案資料作成」や「▲▲ 講演準備」といったようなスケジュールです。こうすることで上司は現在あなたが取り組んでいる内容がわかり、その結果を見て、サボっていなかったと判断することができます。

 もしもあなたの会社や組織がスケジュール共有をしていない場合は、メールやチャットツールで定期的に上司へ仕事の予定を送るのが良いでしょう。差し支えがなければ、部内のメンバーにもCcで共有すると状況がクリアに伝わり、良い効果があるでしょう。

ポイント3 いつでも状況報告できるように準備しておこう

いつでも仕事の状況を報告できる準備をしておきましょう

 3つ目のポイントは「いつでも状況報告できるように準備しておく」ことです。テレワークの状況下で管理職が困っていることを思い出してみましょう。

1位 勤務態度が見えないから(72.6%)

2位 成果につながる行動(アクション数、内容等)を細かく把握しづらいから(67.1%)

3位 勤務時間を正確に把握しづらいから(45.2%)

あしたのチーム「テレワークと人事評価に関する調査」 https://www.ashita-team.com/news/20200420-2/

 管理職が悩んでいる「勤務態度がわからない」「成果につながる行動を細かく把握しづらい」といった点をフォローするのはあなたからの細かな報告・連絡・相談に尽きます。

 そのために、あなたは常に仕事の進捗報告ができるよう、仕事をしながら報告用の資料に状況を反映しておきましょう。上司から指示されなければ、報告のためにわざわざ新しい資料を準備する必要はありません。ポイントの1つ目で紹介したように、段取りを事前に合意しておけば、あとはその資料に「進捗」と「予定」「課題の現状と対策」を書き添えて報告すれば、十分ではないでしょうか。

さいごに

 いかがだったでしょうか。テレワークはサボろうと思えばいくらでもサボれる働き方です。「そもそも必要のない仕事をしていたのではないか」「成果主義で人事評価すべきではないか」といった意見はまっとうな意見ではあります。しかし、まだ人事評価の制度が変わらない状況においては、従来の評価基準に合わせて、あなたからも評価されるためのアクションをとる必要があります。この記事がその助けになれば幸いです。

 テレワークには関係ありませんが、「評価される技術」は入社1年目向けに書かれた本ですが、20代〜30代なら誰にとっても目からウロコの良書で非常におすすめです。

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記事更新
Googleが2020年10月6日(火)に『G Suite』の名称を『Google Workspace』に変更したことにともない、本記事も該当箇所の名称を変更しました。

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